はじめに
前回の投稿で、「現ノ間」とは、
- ありのままの自分で居ることが許される場所(スペース)
- そんな場所を提供する支援者でありたいという私の姿勢(スタンス)
という2つの意味を込めた、私の造語であるとお伝えしました。
今回の投稿では、そんな「現ノ間」を提供する支援者であるために、私がいつも大切にしている3つの価値観について、綴っていきたいと思います。
1. 大切にしている3つの価値観
私が大切にしている3つの価値観とは、理解、尊重、そして信頼です。
- 理解:相手が抱える深い願望を理解する
- 尊重:相手を一人の人間として尊重する
- 信頼:相手と信頼関係を築く
これらは、特に支援の仕事だけに限ったものではなく、私がこれまでの人生経験を通して培ってきた「人と向き合うときの心の姿勢(態度)」でもあります。
1-1. 理解
人はみな、心の奥に「誰かに理解されたい」という深い願望を抱えています。
- 分かってほしい、この気持ち。
- 気づいてほしい、この思い。
- 感じてほしい、この感覚。
ところが、その願いが100%叶うことはありません。
なぜなら、他者の心を100%理解できているか、確認する術(すべ)が無いからです。
——人の心を完全に理解することはできない。
だからこそ「理解したい」という気持ちが生じるのではないでしょうか。
私は他者と向き合うとき、相手に関する「理解」を深めていけるような関わり方を大切にしています。
1-2. 尊重
「誰かに理解されたい」と同じくらい、人はみな「誰かに受け入れられたい」という欲求を持っています。
言い換えると、
- 独立した考えを持つ一人の人として接してほしい
- 否定したり排除したりしないでほしい
- 賛成しなくてもいいから認めてほしい
そういった気持ちです。
誰かの気持ちや考えを理解するために、
私は、まずその人を「自分とは違う一人の人格を持った人間」として「尊重」し、その心の声に耳を傾けるよう心がけています。
1-3. 信頼
自分の語る言葉に耳を傾け、「あなたのことを理解したい」と強く願う誰かと出会えたとき、その人の癒やしは始まります。
なぜなら、相手が自分を否定せずに受け止め、尊重し、理解しようとしてくれていると気づいた時、
- この人なら信じることができる
- この人なら安心して悩みを話すことができる
- この人ならきっと私の気持ちを理解してくれる
——そんな心の絆を感じることができるからです。
そんな関係性が育まれ、深まっていく「つながり」が「信頼」である、と私は考えています。
まとめ
「理解・尊重・信頼」という3つの価値観は、
人生の色々な場面で出会う人、あるいは共に過ごす人との間で、健全な人間関係を築いていく上で大切な、基本的な心の姿勢でもあると、私は思っています。
次の投稿では、なぜ私が「理解」「尊重」「信頼」を大切に考えるようになったのか、実際の経験に触れながら、少しずつ綴っていこうと思います。